かたい皮をもつタネ

アサガオのタネは、かたく厚い皮に包まれてます。そのため、ただ発芽しにくだけ…と思われがちです。しかし、そこにもアサガオの戦略があるようです。

植物は自分では動き回らないので、生育地を広げるために、動物に食べられても、消化されずに糞といっしょに排出されなければなりません。かたく厚い皮は消化されにくいので…。

もうひとつ、皮がかたく厚いことは、タネが発芽する『時』と『場所』を選ぶためにも大切だそうです。

同じ株にできたタネであっても、そのあとに、どんな場所に移動するかによって、発芽する時期がちがいます。同じ時期にいっせいに発芽しないのも、リスク回避のひとつだと言われてます。

タネがかたく厚い皮をもつことは、次の世代へ命をつないでいくという大切な役割のための工夫なのです。

写真は、うちの畑に咲いてたアサガオのタネです。

髙橋ファーム

農薬、化学肥料、除草剤、不使用のお野菜を栽培、販売させてもらってます。 日常の畑作業をご報告させていただきます。たまには、脱線した話題も…。 【注】 アメブロからこちらに引っ越してきました。一部の過去の記事もアップさせてもらってます。 その他の記事(アメブロ時代)にご興味のある方は『過去の記事一覧』へとおすすみください。

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