江戸時代の製塩業と木材

江戸時代の製塩業で使用するエネルギー
全て薪や炭といった木材でした。

塩水を煮て塩にする釜は1年間に約7万6千
把の薪を使用したといいます。1町(1ha)の
マツ林を全伐すると、約1万把の薪が採れる
計算ですが、これでは再生産できないので、
10分の1以下の伐採量にとどめないといけ
ないそうです。すると、少なくとも76町の
マツ林がないと、1つの製塩釜が維持でき
ないことになるそうです。

江戸時代、特に瀬戸内海地方に製塩釜が
集中していたので、大量の薪が消費されて、
それが中国四国地方に、ハゲ山を広げた
そうです。

江戸時代後期になると、薪不足は深刻化
して、瀬戸内海の製塩地では、生産が
滞るようになったそうです。

そこで、1800年前後より九州筑豊地方の
石炭を導入されました。すでに『燃える石』
は採用されていたようです。19世紀初頭
には、日本でも『エネルギー革命』は
始まっていたようです。

髙橋ファーム

農薬、化学肥料、除草剤、不使用のお野菜を栽培、販売させてもらってます。 日常の畑作業をご報告させていただきます。たまには、脱線した話題も…。 【注】 アメブロからこちらに引っ越してきました。一部の過去の記事もアップさせてもらってます。 その他の記事(アメブロ時代)にご興味のある方は『過去の記事一覧』へとおすすみください。

0コメント

  • 1000 / 1000