ソメイヨシノと特攻隊
大平洋戦争末期、飛行機に爆弾を抱えた
まま敵艦に体当たりする神風特別攻撃隊
では、ザクラの花をシンボルのように
扱った『桜花』というロケット式特攻
専用機がつくられてます。
最初の特攻隊(1944年レイテ沖海戦時)の
四隊は『敷島隊』、『大和隊』、『朝日隊』
、『山桜隊』と名付けられました。
これは、本居宣長の『敷島の大和心を
人問はば 朝日ににほふ山桜花』の歌から
取ったことは有名です。
しかし、歌には、はっきりと山桜と記され
てます。ヤマザクラはパット散る性質では
ありません。そして、この歌の『大和心』
の解釈は諸説ありますが、散る美しさを
説明したものではなさそうです。
ソメイヨシノが全国に広かったのは、
明治から大正にかけてです。
なので、サクラがパット咲いてパット散る
日本の心を表すのも、日本古来のものでは
ないかも…。
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