大峯山千日回峯行
うちの畑から、葛城山そして金剛山が
見えます。これらの山々は役行者が開いた
とされる修験道の山でした。明治になる
まで『女人禁制』だったそうです。
その奥の吉野山も役行者が開いたとされて
ます。更にその奥の大峯山は修験道の山
てす。そして大峯山は、今でも『女人禁制』です。
その大峯山には、『大峯山千日回峯行』
という厳しい修行があります。この1300年間で二人しか達成してないそうです。
この二人目にあたるのが、現在仙台市
慈眼寺住職の塩沼亮潤氏です。
この『大峯山千日回峯行』とは、
吉野山金峯山寺蔵王堂から大峯山の山上ヶ岳
まで片道24キロ、高低差1300mの山道を
16時間かけて1日で往復します。
期間は5月3日~9月3日まで、1000日間
なので、9年かかります。
この行には、たったひとつ掟(おきて)
があります。それはいったん行に入ったら、
決して途中でやめることができないそう
です。もし自分の不徳によって途中で
やめざるを得ない時、神仏にお詫びして、
短刀で自分自身の腹をかき切って自害
するか、あるいは紐を木に結び付けて、
首をくくって命を絶たなければならない
そうです。文字通り命懸けの行です。
写真は、自宅から撮らせてもらいました。
左から二上山、葛城山、金剛山です。
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