働かないアリ

アリの社会では、7割のアリが巣の中で
何もしてないそうです。
では、働かないアリは、なぜ存在するのか?

例えば、大きなエサが見つかれば、多数の
個体で回収しなければなりませんが、
すべての個体が働いて、手の空いた個体が
いないと、エサを回収するためのメンバーを
動員することができません。エサの出現以外
にも突発的に生じる仕事はあります。

変動環境のなかでは、『そのとき』が来たら
すぐに対応ができる働いてないアリという
『余力』を残してることが、重要なのかも
しれません。

確かに、全員がいっせいに働くシステムの
方が労働効率はいいはずです。しかし、
同時に全員が疲れてしまい、誰も働けなく
なる時間が、どうしても生じてしまいます。

卵の世話など、短い時間であっても、中断
するとコロニーに致命的なダメージを与える
仕事が存在します。

なので、働いてたものが疲れてくると、
今度は休憩していた個体が回復して働きだ
します。こうして、いつも誰かが働き続け
て、コロニーのなかの労働力がゼロになる
ことがないそうです。

つまり、みんな疲れると社会は続かない
そうです。

髙橋ファーム

農薬、化学肥料、除草剤、不使用のお野菜を栽培、販売させてもらってます。 日常の畑作業をご報告させていただきます。たまには、脱線した話題も…。 【注】 アメブロからこちらに引っ越してきました。一部の過去の記事もアップさせてもらってます。 その他の記事(アメブロ時代)にご興味のある方は『過去の記事一覧』へとおすすみください。

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