ヒマワリの花の不思議な数列②
前回紹介させてもらった『フィボナッチ
数列』(1、1、2、3、5、8、13、21、34…)ですが、その配列した数字から『次の数が
前の数の何倍大きいか?』を調べると、1➗1=1、2➗1=2、3➗2=1、5➗3=1.666、8➗5=1.6…。
この計算から、最初のいくつかを除けば、
隣り合う数のわり算の値が『1.618…』
という数に落ち着いてきます。
この『1.618…』は『黄金率』と
よばれてます。そして、一周360度の円を、この黄金率比で分けたときに、円周部分を『1』に相当する角(360度を1と1.618…
で分ける)が『137.5…度』になります。
これを『黄金角』とよばれてます。
ヒマワリの花は、中心から外側に向かって
花がついていきます。中心に最初の花が
つき、次の花は137.5度回転した先の少し
離れたところにつきます。更に137.5度
回転して…これを繰り返していくと、
左回りと右回りのらせん模様に並んで、
花が埋めつくされます。
この花のつき方の利点は、隙間なく
びっしり花がつくことです。ヒマワリは
『黄金角』でたくさんの花をつけることで、多くの種、つまり子孫を残してるようです。
こんなにも美しい規則で、
植物は生きてます。
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