古儀茶道薮内流
先日、野村證券のCMをテレビで見ました。着物を着た俳優の玉木宏と坂口健太郎が、
あるお茶室で会話してるCMです。
床の間には、『松無古今色』のお軸が
掛かってます。
このお茶室は、薮内流(やぶのうち)家元の『燕庵』(えんなん)という薮内家の
最も格式のあるお茶室です。
数秒間のCMで、すぐにわかりました。
何故なら、この茶道薮内流家元で勤め
させてもらったことがあるからです。
当時、経理担当でしたが、家元での茶道の
行事、その他神社仏閣での献茶等の
行事も…。『燕庵』を含めてお茶室の
掃除も毎日の仕事でした。
京都には、茶道の家元が、4つ有ります。
裏千家、表千家、武者小路千家、
そして、薮内家です。
武家茶人『古田織部』も関係の深い
武家茶道の流れを組む家元です。
なので、この『燕庵』のお茶室にも、
千家とは違う武家の概念を取り入れた
仕組みになってます。
野村證券の前身、野村銀行(旧大和銀行)
を創設した野村徳七翁が、茶道を習得
したのが、薮内流でした。
なので、今でも野村證券と薮内家とは、
関係が深いです。まあ、懐かしいですわ。
大変お世話になりました。
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